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大阪・堂島巡り① 「梅田の由来と堂島の地形」

「大阪・堂島巡り」はSYNTHが位置する大阪・堂島の周辺を紹介する回です。
「水都」と呼ばれる大阪。特にここ堂島は川とともに発展した地域であり、その歴史は1600年代から続きます。
そんな堂島の歴史や魅力をお伝えし、堂島という場所に興味を持って頂ければと思います。




大阪に初めて来れる方などからよく

「梅田はどこをさすの?」
「梅田駅と大阪駅は同じ?」


という質問を頂きます。



関西圏外から来られる方は
新幹線やJRを使われることが多いと思いますが
その場合
『大阪駅』『新大阪駅』が大阪の駅になります。


しかし市内に入った途端
大阪駅周辺をウメダとよび
JR大阪駅から乗り換えるときには
梅田駅という名が当然のように出てきますので
初めての際に戸惑う方は少なくないでしょう。



一言でいえば
大阪駅周辺=梅田です。



大阪駅はJRの駅を指し
まさしく大阪市の中心駅です。


しかし大阪駅周辺にはJR以外に
市営地下鉄、阪急電車、阪神電車
3つの鉄道の駅が隣接しており乗換もすぐです。



しかし、それらはどれも大阪駅とは呼ばず梅田駅と呼びます


阪急梅田駅
阪神梅田駅
梅田駅(地下鉄御堂筋線)
西梅田駅(地下鉄四ツ橋線)
東梅田駅(地下鉄谷町線)




圧倒的に梅田駅が多いですね。



関西圏の方には梅田という言葉にあまり違和感はありませんが
圏外の方は
なぜ大阪駅周辺をウメダと呼び
梅田駅という名が多いのか
不思議に思うはずです。



じつはこれは大阪が水都であったことと関係しています。



大阪は現在大阪湾に隣接していますが
昔は大阪府一帯にまだ今のような土地がありませんでした。


室町時代~安土桃山時代の様子


それが長い年月を経て、川から山の土砂が運ばれ
少しづつ湾を埋めていき現在の大阪になりました。




そう梅田はこの
埋めたから来ています。


江戸時代の様子


江戸時代以前は埋田と呼ばれていたそうです




このように大阪は
川、水とともに発展してきましたが
今でもその歴史が梅田・堂島の周辺に見られます。


堂島の中にあります
飲食街で有名な北新地



寄られた、または通られた方は
その違和感に気づかれると思いますが
北新地の道は大きなカーブを描いています。




近年開発が進む大阪駅周辺にあるにも関わらず
この北新地エリア(堂島)の道は直線道ではなく
不自然な曲がりをしています。





じつはここは以前、
川が流れおり、そこを埋め立ててできました。


(写真:大阪市立大学新聞)

新地街の大きなカーブは川の流れに沿って埋め立てたためにできたのです。


北新地一帯は江戸時代から道の様子が大きく変わっていません。



また道の途中には国産ビール発祥の地を示した記念碑も建てられています。




『あさが来た』をご覧になられた方は
ビールが登場するシーンを覚えていらっしゃいますか!?
大阪が意外にも国産ビール発祥の地なんです!



このように堂島は高層ビルの建設が続いている
ビジネス街の中心地でもありますが
歴史跡が残る土地でもあります。



この写真は大阪駅からSYNTHへ向かう
堂島の地下通路に展示されています。


普段通られる皆さん知っていましたか?
私も社長に教えてもらって最近知りました(笑)


この絵を見ると大阪の移り変わりがよくわかりますね。




このように大阪という土地は
川とともに拡大・変化していき
商業の街として栄えてきました。



これが大阪が水都
または大阪駅周辺が梅田と呼ばれる所以です。




他にも諸説あるようなので
ご興味のある方は比べてみてください。


SYNTHはそんな堂島川沿いにあり
ラウンジからは川が眺められます。
本当にいい眺めです!


ということで
今回は梅田の由来と堂島・北新地の道について紹介しました!


今後も堂島の歴史や文化を
発信していきたいと思います!!


 
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